本日、KAAT神奈川芸術劇場でのNoism1『ZAZA~祈りと欲望の間に』神奈川公演の幕が閉じました。
3日目となった本日は、1時間以上も前から当日券を求めるお客様の姿がとぎれず、噂を聞いてや2度3度と足を運んで
下さるのは本当に嬉しい限り。
公演プログラムは、神奈川での予定販売分はあっという間に売り切れ、急遽新潟より取り寄せるということも。
それでも数が足りなくなってしまうほどでした。
第1部『A・N・D・A・N・T・E』
静寂から始まるこの作品。客席の緊張も一気に高まり、極端に引き伸ばされたヴァイオリンの音、それを打ち砕く破壊音。
すばやい動きとゆっくりとした歩調は、心地のよいスピード感となり、真っ白な空間と光が客席を包み込みました。
第2部『囚われの女王』
ゆっくりと歩を進める青いドレスを着た井関佐和子の姿が現れたかと思うと、客席は一気にその世界へと引き込まれ、
あっという間に終わってしまった、という感じでした。
第3部『ZAZA』
個の色が光ったり、黒いスーツでのユニゾンでは他と同化したり。それぞれの「欲望」で構成されたこの作品のなかに、
自分の欲望を見出されたお客様もいらっしゃるようです。一見、笑えてしまうような「欲望」が、他の人からすると不快に
思えたり。
公演をご覧になった皆様からの絶賛の声。
カーテンコールでは大きな拍手が贈られました。
終演後には、アーティストで資生堂アートディレクターの成田久さんを、アフタートークのゲストにお迎えしました。
長年、Noismを追いかけて地方へも足を運び、公演を観に来てくださっている成田さん流の、その旅の楽しみ方なども
お話されました。長くご覧になっているだけあり、成田さんから金森への質問が沢山。
明るいキャラクターならではな、笑い溢れるアフタートークとなりました。
5月24日に新潟で初演を迎えた『ZAZA~祈りと欲望の間に』、神奈川での3公演も終えて、残すは7月20日・21日の
SPACでの静岡公演2回のみ。公演をご覧になった方々の沢山の声を耳にし、「観たい!!」と思われた方は、
是非、静岡でお待ちしております!