新潟在住の美術評論家・大倉宏さんをお迎えし、芸術監督・金森穣との対談を行いました。
2004年のNoism初公演『SHIKAKU』から順を追って、舞台写真を見ながら、作品を創作した過程や背景に触れつつ、それを大倉さんがご覧になって感じたこと、考えたことを中心にお聞かせいただきました。
今回、公演直後ではないときにこれまでの作品について語ることで、2004年から7年間に歩んできた道をあらためて振り返ることになりました。
大倉さんもおっしゃっていましたが、今回話されたのはあくまで大倉さんの視点で観ている新潟とNoismであり、それには共感される方も、まったく違うことを感じられる方もいらっしゃることと思います。
実際、ご参加くださった方々にはNoismの作品をご覧になったことのある方も多く、話を聞きながらいろいろ考えることも多かったのではないでしょうか。
しかし、「大倉さんの視点」をうかがうことで相対化され、「それ以外の視点」が明らかになることは確かです。
これをきっかけに、作品そのものに留まらず、Noismの活動や日本の劇場文化についての議論が気軽に交わせるような場をここ新潟で続けていけたらと考えています。
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