仙台に来て二日目、午前中はNoism公演で以前からお世話になり、
今回の仙台特別公演をコーディネートしていただきました地元仙台の舞台技術の
方の案内で石巻の沿岸部、津波の被害が大きかった地域を訪ねました。
多くの家屋があったであろう敷地には小さな花束があちらこちらに
供えられていました。ひとつ、ひとつの花束にどんな想いが込められ、
どんな気持ちでここに供えられたのか。
我々が見たものは、ほんの一部でしかないのですが計り知れない恐怖と悲しみが
震災から一年たった今もなお、そこにはありました。
石巻港を望む高台では、そこに住む人々の誇りでもあるであろう美しい海を展望できました。
昨晩の公演で使用した白いバラを献花させていただきました。
午後は仙台市に戻り、『こどもからだワークショップ』。講師を務めるメンバーは
どのようにして子供たちに楽しんでもらいながらも身体の可能性や他との
コミュニケーション等を伝えられるか、子供たちが来るギリギリまで打ち合わせを
していました。
参加した子供たちは、最初は緊張気味でしたが大きな声を出し、身体を使い、
他の参加者と触れあう内に、心も身体も解放されていきました。
『Noismバレエ ワークショップ』では、参加者たちが今まで意識したことの無い
身体の使い方が指導されていました。キツイけど身体ってこんなに動くのかといった
様な反応が参加者から伝わってきました。
ワークショップが終わって参加された方々の充実した表情を見られた事は本当に
嬉しく思いました。強行スケジュールではありましたが、今回の仙台特別公演
およびワークショップを開催出来たこと、「火の鳥募金」にご協力いただきました
沢山の方々に感謝申し上げると共に、今後もこういった活動を続けて行きたいと
思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
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