約1ヶ月にわたったフィレンツェでの滞在が、6月5日の公演をもって終了し、Noism一同、無事に帰国致しました。
2日目の公演は広い客席がほぼ満席となり、熱気があふれていました。
終演後には初日に負けず劣らず大きな拍手。
カーテンコールが繰り返され「ブラビー!!」の声が多く聞こえてきました。
大きな拍手の中、Noism1メンバー、イタリア人舞踊家たちは、様々な事を乗り越えたどり着いたその瞬間を
やや淋しさの混じる晴れ晴れとした表情で迎えていました。
初日の様子が現地の新聞でも紹介されていました。
ふと、街中で手に取った新聞には「一瞬の間に鮮烈な印象を残した。」と書いてありました。
日本とは違った環境の中での舞台は、新しい経験が沢山ありました。
イタリアと日本の文化・思想の違い、舞台芸術が置かれる環境の違いについて考えさせられる事も沢山ありました。
イタリアでの劇場専属の舞踊家という立場が確立されているからこその、
細かい労働の規約、専属舞踊家たちの契約が、思い通りのリハーサル時間の確保に繋がらず
頭を抱えた事もありましたが、バルトーク ダブルビルに出演した若い舞踊家たちは、意欲的で、言葉の壁を乗り越えて
金森、篠原そしてNoism1メンバーが身体で示した事に対して、しっかりとした反応を返してくれました。
終演後、舞台袖で今回出演したイタリア人舞踊家たちから、金森へ感謝のプレゼントが手渡されました。
そして、Noism1メンバーからも。
別れを惜しみつつ集合写真。約1ヵ月間、同志として同じ舞台を創り上げた仲間。
イタリア・フィレンツェで得た掛け替えのない経験を糧に、Noism1は新作『Nameless Voice~水の庭、砂の家』へ向けて
新潟でのリハーサルを再開いたしました。
Noism2も7月14日(土)に開催される特別公演に向けてリハーサルに励んでおります。
新しい経験を経て、益々輝きを増してゆくNoismを是非ご覧ください!
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