Noism1新作『ZAZA~祈りと欲望の間に』新潟公演が本日をもって幕を閉じました。
客席の全員が、光の中に引き込まれていった『A・N・D・A・N・T・E』。
息を飲む間も与えられなかった『囚われの女王』では、カーテンが降りても静寂が続くほど、誰しもが拍手をすることさえも忘れて
しまうほどに観客を圧倒しました。
『ZAZA』ではそれぞれの"欲望"に観客の皆さんは自分を重ねてしまったのではないでしょうか。ポジティヴで「クスッ」としてしまう
"欲望"から人間の本質、ダークな"欲望"まで、色とりどりな"欲望"が渦巻いていました。
カーテンコールでは、今季で退団することが決まっている宮河愛一郎と藤井泉に、Noism芸術監督より花束が贈られました。
宮河は8年間、藤井は6年間、Noismに在籍し、作品のみならずカンパニーの中心的存在をになってきました。
Noismのメンバー・スタッフも、りゅーとぴあで働くあらゆる方も、そして繰り返し公演に足を運んでくださるお客様も、
温かい拍手で2人のこれからの活躍を祈りました。
終演後、作家・ヤサぐれ舞踊評論家の乗越たかおさんをゲストにお迎えしアフタートークを開催しました。
国内外の舞踊における情勢について、このまま行くとどうなってしまうのか、これからはどうするべきか、など
新潟が、Noismが国内のみならず世界の舞踊芸術の牽引を担ってゆくうえでの話がされました。
舞踊を信じ、自ら直接舞踊に携わる金森穣、Noismと舞踊を広く広げるために物を書きつづける乗越たかおさん。
熱く、内容の濃い対談となりました。
新潟の温かいお客様に見送られて、『ZAZA~祈りと欲望の間に』はこれから神奈川、静岡へと巡演いたします。
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