TITLE: 第10回柳都会@ほんぽーと

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本日、今回で第10回となるNoism対談企画「柳都会」を三味線プレイヤーの史佳Fumiyoshiさんをゲストにお迎えして、
りゅーとぴあを飛び出し、ほんぽーと新潟市立中央図書館3Fのビーンズホールにて開催いたしました。

参加者の募集を開始してすぐ、たくさんの方々よりお申し込みをいただきました。

フィールドは違えど、同じ年に生まれ、母・父に師事して、三味線・舞踊の道に入り、その道を極めるべく歩み続ける2人。

津軽三味線の名人で初代高橋竹山と、20世紀のマスター ベジャールという巨匠を目の当たりに、研鑚を積んできたという点
でも共通する2人が、子どもの頃から身の回りにある三味線と舞踊へ自然と導かれ、歩み進める中に出会った様々な闘い、
同じ時代を見てきたからこその共感、日本古典楽器の三味線、西洋文化であるバレエから派生した舞踊、と異なるフィールド
だからこそ刺激を受ける新たな発見、舞踊家と音楽家というシンプルな関係性、和と洋という違い、対照的ながらも共通点の
多い2人の興味深い対談にご参加いただいた方々は真剣に聞き入っていらっしゃいました。

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三味線が日本の古典的な楽器でありながら、「ギターみたいに弾くやつ」や「Japanese Guitar」と呼ばれることへの戸惑いに
ついて話されている史佳さんと、舞踊を日本で日本人が見出した文化として世界へ発信したいという金森。


りゅーとぴあのお隣の新潟市民音楽文化会館にて開催されたレコーディングライブ『糸際』を2日前に終えたばかりの
史佳さん。対談中にご披露くださったオリジナル曲を演奏されているときは、それまでのカジュアルからガラリと変わり、
凛と背筋を正し、三味線から音色が奏でられるというより、演奏する史佳さんと三味線が一体となり、一瞬にして会場内の
空気が変わったように感じられました。

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お客様からは、三味線の音色や演奏方法についてなどの質問があがり、なかでも「演奏する際の目」についての質問に対し、
金森から「強く目を見開いて演奏しているときと、目を閉じて演奏しているときと全く音色が違う」という言葉が印象的でした。

史佳Fumiyoshiさんは2004年のNoism設立より何か導かれるかのように、公演に足を運びNoismの活動にご注目いただいて
いるとのことでしたが、今回の対談をきっかけに、Noismのお客様にも三味線の凄味・美しさ、そして史佳さんのファンの皆様にも
Noismという舞踊集団の活動にご興味をもっていただけたかと思います。

次回の第11回柳都会については詳細決まり次第、HP等でお知らせいたしますので、お楽しみに!

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