新潟を拠点に様々な分野で活躍しておられる方をゲストに、Noism芸術監督・金森穣との対談を行うシリーズ企画「柳都会」。
これまでゲストとしてご出演くださった方々を一堂に招き、ラウンドテーブル「柳都会デラックス」を開催します。
2011年の秋から始めた本企画も次で10回目を数えます。
毎回多様な学びや発見があり、これをきっかけに新たな繋がりも生まれました。
そこで今、ここ新潟で、同時代を生きるさまざまな分野の専門家が、それぞれの視座から見据える現代社会とその問題について討議する場を持ちたいと考えました。
この場での対話をとおして、この街、ひいてはこの国の未来について、新たな可能性が開示できれば幸いです。
皆様のご参加をお待ちしています。
［日時］2014年7月13日（日）14:00~16:00
［会場］りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
［登壇予定者］越智敏夫（新潟国際情報大学教授）
迫一成（hickory03travelers、上古町商店街振興組合理事）
塩田純一（新潟市美術館館長）
小柳雄一郎（G.F.G.S.代表）
能登剛史（「にいがた総おどり」総合プロデューサー）
城丸正（S.H.S 株式会社ツールボックス代表取締役）
伊野義博（新潟大学教授）
齋藤正行（新潟・市民映画館 シネ・ウインド代表）
金森穣（りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督、Noism芸術監督）
［司会進行］村山賢（株式会社カヤノ / 作家）
［参加費］無料
［定員］100名（要予約）
［申込方法］メール、Faxまたは往復ハガキに 1)氏名（ふりがな） 2)郵便番号 3)住所 4)Tel / Fax 5)メールアドレス を明記のうえ、下記までお申し込みください。
［申込締切］7月10日（木）
※参加申込みを締切ました。当日は満席につき、追加でのお申込みは受付できませんのでご注意ください。
＊定員になり次第締め切らせていただきます。
＊お申込みいただいた方には、折り返し確認のご連絡を差しあげます。
＊当日は受付にてお名前をお伝えください。
［お問い合わせ］りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 事業課 Noism「柳都会」係
〒951-8132 新潟市中央区一番堀通町3-2
Tel: 025-224-7000 Fax: 025-224-5626
E-mail: info-noism★ryutopia.or.jp メール送信の際は★を@に変えてお送りください。
［主催］公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団
［製作］りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
「柳都会DX」なる社会実験
Noismが2014年で、活動10年を迎えた。
「10年ひと昔」という言葉が存在する。時代の変化が著しい早送りモードになった現代であれば、「5年ひと昔」とリロードしてもいいほどである。Noismはその激しい時代のうねりの中を生き抜いた。10年もの間、そこにあり続けた。その上で、金森穣は「何も遺せていない」と10年の豊穣を否定する。それは、創造主だけが抱くことを許された所感に違いない。
しかし、我々新潟人(にいがたびと)はその10年間の『厚み』を心得ている。独特の住民性を保つこの地を発信源と定め、得体の知れぬコンテンポラリーダンスなるものの創作を続けた。更に、その成果を衆目の前に晒し続けたことだけでも敬服に値する。
そして、金森穣という男は、「柳都会」なるフィールドにまで活動域を広げた。それまで、言葉を使わなかった苦しみから解放されたかのように、饒舌に言葉を発する金森穣の姿はときに痛々しく目に映る。
「柳都会DX」は、ある種の社会実験だ。それまで観る側にいた人たちが― 、柳都会で金森穣と対峙した識者たちが― 、金森穣が― 。共通の焦点に向けて「言葉」という道具を交え、向き合うのだ。
ベクトルがどこへ向かうかは分からない。その場の気配、会場の空気感、誰かが発した言葉の温度によって、それは行き先を変えるだろう。到達地点も見えない。だから面白い。その場に身を投じた人々の身体の中に、新たな疑いや真実が芽生える瞬間になるかも知れない。そこに実験性を感じるのである。
村山賢
★チラシのダウンロードはこちらから★ryutokai_deluxe_A4.pdf
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